貫入とは?
陶器の焼成後、冷ます過程で陶器素地と上塗り釉薬の収縮率の違いで生まれる薄い筋を貫入といいます。貫入は釉薬の内側に入ります。柔らかい陶土と、ガラス質の釉薬の収縮度が異なるため起こる陶器の性質で、使用には問題ありません。貫入を含め、陶器製品は使い込む程に味わい深いものとなります。使う程に、味わい深くなる変化をお楽しみ下さい。
目跡とは?
器に直径数ミリ程度の跡(色むら)が見られる事があります。この跡を、「目跡」といいます。器を重ねて焼く際に、器同士がひっついてしまわないように、小さく丸めた粘土の粒などを器と器の間にかませます。粒を、焼いた後に取った跡が「目跡」です。
ピンホールとは?
釉薬のかかった器には、ピンでついたような小さな陥没がみられる事があります。これをピンホールといい、釉薬をかけた際、生地についた有機物が焼かれ小さなへこみとなる現象です。陶器特有の現象であり、不良品ではありません。